私のおすすめ本 長英逃亡(吉村昭著)


歴史小説と言えば、司馬遼太郎が有名

私も最初は司馬遼太郎から読み始めて

司馬遼太郎に飽きてしばらく歴史小説を読まなくなった


吉村昭を知ったのは

十数年前に網走刑務所に行って

網走刑務所の脱獄を題材にした「破獄」と読んだのがきっかけ




一般的にはあまり馴染みのない作家

司馬遼太郎が大衆小説なら、吉村昭はノンフィクションに近い本をかく

徹底した取材で当時の文献や郷土史の取材はあたりまえで

町人の日記をよんで天候までも調べていたそうである




あと、主人公があまり注目されない人物や物が多いのも特徴


「ポーツマスの旗」ではポーツマス条約の小村寿太郎

「冬の鷹」では解体新書の制作を書いたものだが主人公は杉田玄白ではなく前野良沢

戦艦といえば大和だが、彼は戦艦武蔵を描くなど


教科書ではちょっと書いてあるが多くはクローズアップされない人ばかり

でも、その主人公が皆、魅力的である



今回は江戸末期の蘭学者 高野長英を書いた本


長英逃亡


長英逃亡

あらすじ

” シーボルトの弟子として当代一の蘭学者と謳われた高野長英は、幕府の鎖国政策を批判して終身禁固の身となる。小伝馬町の牢屋に囚われて五年、前途に希望を見いだせない長英は、牢名主の立場を利用し、牢外の下男を使って獄舎に放火させ脱獄をはかる。江戸市中に潜伏した長英は、弟子の許などを転々として脱出の機会をうかがうが、幕府は威信をかけた凄まじい追跡をはじめる ”

アマゾンから抜粋


この本は単なる、歴史小説で終わらない高野長英の逃亡劇がみどころ


テレビやネット、写真すらない江戸時代

簡単に逃亡できるとおもいきや

奉行所の捜査網たるもの凄い

町から町へ逃げようとすれば、関所がある

関所では人相を記した御触書(おふれいがき)

無事に関所をすり抜けて村で潜伏しても人の噂でバレ

すぐに、岡っ引きがきてまた逃亡



人と人とのつながりが少なくなった現代の方が

逃げやすいのでないかと思うほど


高野長英を匿(かくま)う人々も助けると死罪になるが

高野長英に恩義をある人が死を覚悟して協力する

高野長英と協力者との熱い友情も見逃せない


高野長英も逃亡するのは保守ではなく

蘭学を通して日本を外国から守るために逃亡する

でも、その想いが自分の身を滅ぼすことになるのだが・・



下手な犯罪小説より、よっぽど面白くハラハラさせられる

歴史が苦手だという人も犯罪小説が好きなら読める本




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国銅 (帚木 蓬生 著)

私が今から10年ほど前に読んだ本

私が他人から「おすすめの本は?」と聞かれれば

この本をすすめる

国銅



あらすじ

8世紀、長門周防の奈良登り銅山では、奈良の都に献上する銅を作るため大勢の人足が苦しい仕事に耐えていた。都で大仏を建立する詔が出され、22歳の人足の国人は、14人の仲間と共に大仏鋳造の労役を命じられる。奈良までの長い旅路の間に命を失うもの、造営作業中の事故で亡くなるもの、人足小屋から逃亡するもの……。果てしなく続く作業に取り組む国人を支えたのは、故郷の僧侶に教えられた漢詩と薬草の知識だった。やがて大仏はその巨大な全容を現してゆく。03年に刊行された著者初の歴史小説

奈良県立図書情報館ブログより抜粋

http://eventinformation.blog116.fc2.com/blog-category-19.html



舞台は奈良時代

東大寺の大仏製造の労役を命じられた主人公が奈良へ行かされ

大仏をつくり、都での人々と出会いと別れ。。。



学校の歴史では教えてくれない当時の生活が丁寧に描かれている

今なら日本全国、安全に移動できるが

当時は移動は生死をかける

「気をつけてね」のレベルではない、本当にお別れである



奈良での大仏の製造も命がけ

労役の人なんで役人から見れば使い捨て

安全管理なんてまったく考えていないし

いなくなれば地方からまた連れてくればいいという考え方



でも、今の社会も生死を分けるほどではないが

根本はあまり変わらない気がするけど・・。




あとはこの本の文章の美しさ

大仏の落成式の表現

奈良の僧侶との会話

どれをとっても美しい・・

日本語はすばらしい

この美しい文章があればこそ、この小説が

暗い小説にならないと思う




一生に一冊、この本を書き上げた著者はすごい



読んだ後は東大寺に行きたくなるのは間違いなし!




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蝦夷地別件 船戸与一 著

今日は読書ネタです

蝦夷地別件 船戸与一

北海道旅行の時にトムテ・ルムに宿泊した方にすすめた本です

大阪に戻り私も読みたくなり再び本を購入


蝦夷地別件


蝦夷地別件


アマゾンのあらすじより

十八世紀末、蝦夷と呼ばれるアイヌ民族は和人の横暴に喘いでいた。商人による苛烈な搾取、謂れのない蔑みや暴力、女たちへの陵辱…。和人との戦いを決意した国後の脇長人ツキノエは、ロシア人船長に密かに鉄砲三〇〇挺を依頼する。しかし、そこにはポーランド貴族マホウスキの策略があった。祖国を狙うロシアの南下政策を阻止するべく、極東に関心を向けさせるための紛争の創出。一方で、蝦夷地を直轄地にしようと目論む幕府と、権益を死守しようとする松前藩の思惑も入り乱れていた。アイヌ民族最後の蜂起「国後・目梨の乱」を壮大なスケールで描きだす超大作



実際にあった北海道の国後・目梨の乱をベースにしたフィクション



この作者の文章力は凄い

本当に北海道の荒々しい風景を見事に書ききってある

前回は北海道の地理は知らなかったが

今回はちょうど車で通ったところなので情景も思いながら読めた

上巻は人物紹介やネタ振りもあるが

中巻から下巻にかけてはいっきに読める


ネタバレするので詳しくは書かないが

ラストシーンはネットでも賛否あった

私としてはアイヌ精神が廃れていく予兆を

作者は伝えたかったのではないかと思う


惜しいのはこの作者、今年の4月に亡くなったこと・・・。


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ラストピース(下薗昌記 著)

ラストピース



この本を読んで

もしガンバがJ2に降格していなかったら

どうなっていたか?


私は世代交代がうまくできずにいまだに下位に

低迷しつづけていたと思います

勝ちを求められつつの世代交代は難しいです

今なら鹿島か・・・

J2降格で大森 阿部 内田 西野が試合に出れる環境が整い

戦力になり、世代交代がすすみ

それが昨年の三冠につながった


降格の時は気分は落ち込みましたが


J2の試合はいままで見たことないチームやサポを見れて

それはそれで面白かったです


もう二度とゴメンですが


本はガンバサポならよく知っている話が多いので

知らなかった裏話とかはないですが

上野山信行のこれからのユースやクラブのビジョン

宮本恒靖への想いとはか興味深い話でした


ただ残念なのは時系列の話ではなく

関係者ごとの話なので

同じ内容が何回も出てくるのがクドいと・・・。


今後のガンバの課題は今、代表でも苦労している

遠藤保仁の代わりを誰がするか

でしょうね


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Author:おじチャリ
最近、ブログを始めた
ロードバイクとガンバ大阪を
こよなく愛するおじさんです
ロードバイク歴2年 
ガンバ観戦歴5年と浅いですが
色々なおもいをつれづれします

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